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僕の給料も削減対象

にわです。先週はいろいろ萎えました。アメリカから日本のニュース見てますよ。
もちろん、一番萎えたのは事業仕分けで削られたお金のことです。

今僕がお世話になってる「特別研究員事業」というヤツも削減対象です。これは博士課程の学生(最近は当選率20%程度?)に給料を渡して生活を支援するという事業です。最近はCOE(これも削減になった)など他でもお金をもらえるシステムができてきたので、博士課程まで来ればバイトせずともある程度生活できる、そんな感じでした。
今回の授業仕分けでは、他費用効果がしっかり評価につながりました。特別研究員のように限定された人に給料を渡すだけのシステムでは、問題視されて当然です。もちろんお金をもらうワケなので、事前の研究提案書と事後の結果報告はもちろん要求されます。けど目的達成率なんてものは測定できないし、評価によって金を返すわけでもないわけです。かかるお金に対して、何も納税者へのリターンは皆無にも思えます。この制度自体、学生の競争を促すことはできても問題点はまだいっぱいあります。

でもこれをなくすってのは、博士課程に行くなといわれているようで、博士課程進学自体を評価していないことのようで、何だか腹が立つわけです。

元々博士課程を増やして国の研究水準を底上げしようとして始まった制度です。今は景気も悪く博士を使いこなせていないんだから、人数そのものを減らすと言うこと自体は賛成です。けれど、このシステムがあって、それを無くすっていうことを、本当に賢い研究者の卵はちゃんと理解しちゃうと思います。「今、博士課程に行って研究の道に進むのはどうなのか」と。
かつていた東大(理)も京大(工)も、本当に優秀そうな人は修士で卒業して、専門分野を活かした企業なり、全く関係ない金融や保険業界に行ったりしてます。彼らは彼らでしっかり活躍しているし、いいと思うんだけど、そういう人たちが増えていくことは、基礎研究業界にとってどうなんでしょう?限られた人材を企業や大学が取り合うのは普通のことだと思います。けど大学にある魅力が純粋な基礎科学への興味だけだとしたら、これから100年後も企業とやり合っていけるのかなぁとも思います。
本当に賢い人たちが博士にならないのならば、博士の質は落ちていき、博士の評価は今より下がるでしょう。もちろん基礎研究のペースも期待できないし、日本は「海外の科学で技術を作る」国になるんでしょう。ピンと来ないかもしれないけど、ips細胞の原理を「買って」実用化を目指すみたいな感じ?そういう加工貿易的な技術立国を目指すなら、せめてアメリカに勝てるくらいフットワークの軽い国になってほしいなぁと思いますけど。そうでなかったら、「技術」も他国に先越されて、結局「科学技術は輸入する」になっちゃうよ。そしたら、日本はどの分野で稼ぐ国になるんでしょう?

ながなが書いたけど、日本が科学と技術で稼げる国でいて欲しい(他に何で稼ぐんですか?)から、その根っこにある基礎研究と研究者をある程度評価してほしいな、ということです。今回仕分けされたけど、「科学技術はゼロでいい」じゃなくて、効率よく再分配すると信じています。その時に、政権の皆さんの科学に対する考え方がわかるんだろうと思います。


ところで、最近twitter始めました。たまたま始めたばっかでこんな問題がでてきたから、twitterは大盛り上がりです。でも、みんな何しか科学者なので、冷静に分析して自分らにできることを言い合ってます。ちょっと嬉しいね。ただ国や文科省の批判に終わらない人たち、もう動いてる人たちがいることを知ることができて、twitterやっててよかったなと思いました。

なんで、ヒマだったらフォローしてください。http://twitter.com/merushi
by dirniw | 2009-11-17 11:23 | うーん


もうどこに行くか全くわからない。相変わらずマイペースな日常を綴っていきたい・・・なぁ


by dirniw

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