後輩の博士審査がありました

にわです。帰国直前です。
普通アメリカの卒業は5,6月なので3月は特に何でもない月なハズですが、いろんな事情があって昨日、日本人の後輩の博士試験(defence)がありました。

日本でもアメリカでも、博士になるには成果を十分上げて、何人かの教授に認めてもらう必要があります。このステップが結構しんどくて、研究の結果見いだした博士論文がここにきて「おかしいだろ」と覆されて、卒業できなくなることがあります(昔は)。なので、博士論文を守るという意味でdefenceと言われるそうです。人づての情報ですが。
日本はそういうのはあっさり形骸化するので、博士はサッサと卒業させたいし、defenceというほど物騒ではないです。いかに散々叩かれようとも、精神的にやられたとしても、多くの場合卒業はすると思います。アメリカに来る前はもっとちゃんとやってるんだろうと思ってたんですが、そうでもなかったです。先生に「defenceやっていいですか?」教授「わかった、もういいだろう」と言わせるまでが勝負。defenceまで来て落ちるケースはあんまりないそうです。

ハーバードのウチの学科の場合、defenceは2つのパートに分かれます。まず学生&教授陣の前で講演会。その後審査の先生3人に囲まれてディスカッション。二つ合わせて2時間くらいです。後者が半端無く怖い気がしますが、実際は成果さえあれば普通のディスカッションで、先生次第では楽しそうな気もします。今回博士になった彼は成果実力とも言うことないレベルで、見た感じ余裕のdefenceでした。さすがです。
博士論文もしっかりもらってきました。自分がこれまで見てきたのとは細かいところが違っておもしろいです。表紙がちゃんとしてるというか、論文のように住所が記されてあったり、「All right reserved」と書いてあったり。博士論文に限らずこういう類の著作物の扱いが違うなぁと思いました。

彼はこれで博士になるわけですが、これまた事情があってまだしばらく研究室に残るそうです。日本に帰ったらなかなか会えなくなるなぁ。

ついでだけど、こんなことをtwitterで話してたらフィンランドのdefenceは恐ろしいぞとある方が教えてくれました。この写真見てもらうとわかるけど、正装して剣を持ってやるそうで・・・。危ないよ!
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# by dirniw | 2010-03-07 03:49 | lab

4月からは講義持ち

にわです。
先日、今度からお世話になる学部での教授会が終わり、正式に職が決まりました。
(数日前の日記をリアップしてます)

ついに学生の身分でなくなるので(ポスドクは微妙だけど)、教員ならではの事務やら講義があるわけです。今度お世話になる上司が既に決まっていることを流してくれるので、気持ちの余裕ができて助かってます。正式採用よりも早くいろいろ決まっていくってのもどうなんだろう。

今聞いてる中で懸念されるのは、担当する講義。既に三つの講義を持つことになってて、その内二つは実験や演習なので複数人の先生で担当するんだと思います。もう一つが問題で、「(一般)化学」(再履クラス)。まず一般化学って言うのが危ない。有機以外の知識はほとんど消えつつあるのにちゃんとやれるんだろうか??早く帰って教科書調達して勉強したいよ!
さらには再履ってのが気になる。自分を思い出しても単位落として再履を受ける場合、モチベーションが高いことはまずないと思うんだよなぁ。再履だから「少しレベルを落としてわかりやすくやって」なんて言われたけど、元々のレベルがよくわからん。勤務し始めたらその辺調査しないとなぁ。

塾講師だの指揮者だので教えること自体は好きなんだけど、こんなに掴み所のない状態ってのはよくないね。気持ち悪い。早く対応したいなぁ。
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# by dirniw | 2010-03-01 05:45 | 東京に戻る

TOEIC受験してみた

英語が極めて苦手なにわです。

留学前からずっと、英語の勉強はしてきませんでした。中1の2学期から苦手科目です。三単現がよくわからなくって。学校の試験や模試の成績も悪く、センターの時は自己最高をマークする奇跡を起こしましたが、教養2年で留年の危機を迎えるなど、英語は完全に嫌いです。
それでも研究室に入れば英語は欠かせなくなります。論文は全て英語で、留学生とは身振り手振りでコミュニケーションを取り、国際学会に行っては絵と式を頼りにディスカッションをする。英語が求められたときはいつも身体でカバーしてきました。今も継続中です。

そんなにわさんが、先日嫁とこちらのお友達と一緒にTOEICを受けてきました。
嫁は就活に使うから必要なんだけど、僕は全くいりません。昔から悪いスコア出して凹むのがイヤで、受けようとすら思わなかったんだけど、まぁ今ならいいだろうと。きっと耳も慣れてるし、人生最高のスコアを出せるに違いない!ということで受けてみました。無論、勉強はほとんど無しです、やる気がなくて(形式を知るために一回模試解きました)。

その結果が先日わかりました。855点(リスニング465、リーディング390)。上出来だと思う!

こっちにいるとリスニングは余裕になったようで、ほとんど聞き取れました。満点ではないけど。リーディングは勉強しないと伸びません。けど簡単な文章を読むスピードは上がったかな?TOEICはコミュニケーションを大切にしているから、聞かれることも生活密着系の文が多かったと思うな。留学前に受けたら惨憺たるものだったに違いない。

けれど、ここでリスニングが聞き取れてもアメリカ人の英語は聞き取れないよ?彼らが気を使ってゆっくり話してくれたら聞き取れる、ぐらいがTOEICのレベルだと思う。もしビジネスに使おうと思ったら全然足りないんじゃないんだろうか。就職や昇進の目安にされることもあるけど、例えTOEICが950点超えても、コミュニケーションがどの程度円滑に進むかは別問題だなと思ったわけです。
じゃあ何が参考になるか?っていったら、その人のキャリアや経歴しかないんじゃなかろうか。TOEICでそれなりに点が取れることは、英語で円滑にコミュニケーションできることの必要条件だとは思うけど、やっぱり試験は試験だなと思いました。
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# by dirniw | 2010-02-25 02:56 | 海外へ!

引越し前は忙しい

いよいよ帰国まで40日ほど。何週間ってカウントするとあっという間になってきた!

こっちにいてかなり多くの知り合いができたので、今までも絶え間なくパーティーやら飲み会が入ってました。当初はこんなことにはならないだろうと思ってたんだけど。企画の少ない時期には勝手に飲み会(にわ会)を呼びかけたりして、友達とのつながりをキープなり深めるなりしようと試みていたわけです。

けどボストンで知り合う人は、どういうわけか社交性の高い人が多い(苦手な人もいるけど)。日本人の少ない環境だからよく集まるのはわかるけど、たとえば一回会っただけでインパクトがあって、十分に仲良くなれる人が多い気がするなぁ。知り合う日本人も職種は問わず、自分から距離のあるおもしろい経歴の持ち主もいたりして、そういう刺激はたまらんもんです。こっちに来てよかったなぁと思う大きな部分ですねー。
そんなわけで、帰国が迫るとみんなと会っておきたくなるから、飲み会が増えます。先の土日はどんどん埋まってくし、日本と違って平日の夜も予定が入るし、超多忙です。まるでM2のときのような忙しさ(わかる人はわかるはず、あの時は忙しかった)。カレンダーが予定で埋まってくのはおもしろいけど、体力的にしんどいです。本業もギリギリまであるわけだしね。

まぁ埋まる予定があるっていうのはいいことです。ビールが安いアメリカにいる間にしっかり飲んどこ。
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# by dirniw | 2010-02-08 07:12 | 飲み!

4月からの職(私事):追記有り

にわです。
私事ですが、4月からの職場が内定したのでご報告します。

都の西北に位置する有名私立大学の助教さんになります。

今回の人事ではかなり多くの先生方に自分のことを心配してもらい、職が見つかったことを多くの方が喜んでくれました。実に恵まれた位置に自分がいたんだなぁと、皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。あと2ヶ月ボストン生活をエンジョイ(寒くてどうしようもないけど)した後、がっつり働いて、お世話になった方々に納得してもらえるよう頑張ります。

申し訳ないのですが、一点お願いがあります。
本来大学の人事は決定まであまり公言しないのが通例です(はっきりとした理由は知りません)。今後教授会、理事会なるものを経て決定となります。そこで特に化学関係者に伝えたいんですが、どうかオフラインではあんまり話題に出さないようお願いします。今回はオンラインで僕を直接知ってる人ならいいかなと思って、書いちゃいました。

研究室の名前を出すと検索とかで引っかかりやすくなる(?)かも知れないので言いませんが、関係者にはわかるように言うと、天然物合成がメインで、今のところ助教はおらず(助手はいる)、隣の研究室はイリジウムをよく使っている、東大薬学部出身の教授の研究室です。僕は反応開発をやれと今のところ言われています。

そういうわけで、4月から東京に戻ります。またみんな一緒に飲んでやってください。これからもよろしくお願いします。


追記(2月28日):
日記を非公開にしてたけど、教授会を無事終えたのでまた公開しました。
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# by dirniw | 2010-01-19 09:51 | 東京に戻る

研究職の人事

1月も半ばに差し掛かってきました。
ようやく大学のポジションの就活時期です。
この場合、大学のアカデミックポジション(研究職)のことを指します。教授とか準教授とか。

研究職の採用も、その過程は書類を提出して面接を経るというもので、普通の就活と同じです。ただやはり少し様相が違うというか、独特かなぁと思う点が二つあります。

一つは、公募に対して採用されるのが多くの場合一人だけということです。受ける側からすれば単純に確率が低いので、優秀な実績を持っている人でも全く安心できないと思います。また雇う側からすれば、一人しか取れない人事というのは過酷だと思います。ハズレを引いたら研究室の運営にガタが来るわけで、取り返しのつかない状況になるわけです。このため、おそらく応募してきた人の中からデキそうな人については、教授間のネットワークを使って人間性を調べるでしょう。やっぱ科学ができる人より、リーダーシップを取れるいいヤツの方がその後の展開が期待できると思います。

もう一つは、公募が急に来ることです。研究職に「新卒採用」的なものは必要ないので、ポジションが空き次第いつでも公募は行われます。ポジションが空きっぱなしなのはまずいので、即公募して即採用、即働き始めるわけです。だから、例えば今年の4月から働きたいなんて思っても、公募が行われるのは1月とか2月。ギリギリなんですよねー。今自分がそんな状況で、ポストを探している段階なんだけど、3ヶ月後の自分がどこで何をしているのかがわからないというのは、如何なもんなんだろう・・・。これじゃセンターを控える受験生と同じだよ。もう少し早めに決められないもんなのか、大学側で検討して欲しいなぁ。

自分のことだと不安でしょうがないところなんだけど、逆に他人のことについては興味津々です。就活と違って一人しか選ばれないから、「この公募には誰が行くんだろう」って気になるわけで、しかも正解がその内公開されます。特に教授や準教授レベルだと人も大体知れてるし、予想できるわけですね。結構外れるけど。特にこの3月に自分の知ってる定年を迎える教授が多くて、後釜が誰になるかはすごーーーく気になります。その内わかるんだけどねー。

大学の人事ってのはいつも楽しいネタです。でも自分が振り回されるのは気持ちいいもんじゃないね。早く仕事が決まってここに書けるようになるといいなぁ。
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# by dirniw | 2010-01-13 11:26 | lab

目標が立てにくい

にわです。明けましておめでとうございます。
無事NYから帰ってきて、誰もいない研究室でのんびりネットしています。明日(4日)からは通常営業です。

年が変わって2010年になりました。今年の抱負は・・・と考えたいんですけど、考えられなくて困ってます。

2009年は実に怒濤の年でした。結婚して卒業して留学したんだし、こんな年ももうないんじゃないかってくらい、インパクトがありました。勢いだけで突っ走って、気がついたらあと3ヶ月で帰国、みたいな感じです。思い返してみると2009年の抱負もなかった(忘れた)し、ここにきて今年の抱負ってのも難しいですよねぇ。
それに比べて2010年はどうなるかというと、まだよくわかりません(笑)。大きく立場が変わる可能性があって、でもそれはもう少ししないとわからないことです。立場が変わると目標も変わるので、具体的な1年の目標を立てるのは難しいですねー。本職と関係ないことなら目標立つかもしれませんが。

そんなわけで、今のところ今年の抱負は「今年も自由にがんばる」です。
ストレスフルにならないように、自分のペースを崩さないようちゃんとした仕事をしたいです。体調を崩さないってのも目標になるのかな。「自由に」っていうのは、どんな立場になろうと自分のキャラクターを変えずにやっていきたい、という気持ちもこめています。
それで、何を頑張るかと言えばそりゃ仕事なんですが、具体的には何も言えません。いろいろがんばります。そして、4月(?)にまた大きな変化があったときに、改めて抱負を考えます。多分1年じゃなくて、数年に渡る目標を考えます。

とりあえず、3月19日に帰国することは決まっています。よかったら飲んでやってください。今年もよろしくお願いします。
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# by dirniw | 2010-01-04 05:27

見えないものを伝えるために

twitterでこんな言葉を拾いました。

「「楽譜」とは所詮書き物、音楽をなんとか書きとめたに過ぎない、ハンパな、妥協の産物に過ぎず、それは決して音楽そのものではない」

楽譜はダメだとか、そんな話じゃないです。指揮者をやってたころに同じような考え方をしていて、そのころのことを思い出しました。僕なりに言い換えると、
「作曲家が頭の中に流れる音楽を一生懸命みんなに伝えようとして、その手段として音符や譜面が使われるようになった。だから譜面が完璧かどうかはわからないし、常に作曲者が何を思って考えて書いたのか、よく考えて演奏するのがいい。」
直接音楽家にこう言われたわけではなくて、いろいろなアドバイスをまとめるとこんな感じかな?と思ってやってました。音楽家の人に「それは違う」と言われたら修正します(笑)。こういうのは小説もそうだろうと思ってます。筆者の創造する世界をうまく伝えるために言葉が選ばれていて、読み手はそこに並んでいる文章からその世界に入っていくわけですよね。でも読み手の読み方は細かく見れば多種多様になりうるというか、正解をパッと表現できないんだと思うんです。

一方、今は化学一筋です。化学は過去から積み重なった膨大な実験事実に基づいているので、いくつも法則があります。そしてそれらは、個人の考え方や思いに(もちろん)左右されません。したがって、たとえば化学の教科書を眺めて「作者は何をイメージして書いたんだろう?」なんて考える必要はないわけです。目の前にあることは(今ののところ)事実であり、まずはそれを受け入れてください、となります。想像の余地はありません。というわけで、化学(というかサイエンス)はちょっと文章のあり方が違うのかなぁと思いました。

けど、サイエンスも新しい概念が登場するとき、それをうまく伝えようとして、いろんな表現を取るわけです。パッと思いついたのは分子が導入されたとき。世の中では実験事実として「質量保存の法則」とか「定比例の法則」とかがあるわけだけど、それをうまく説明できない。そこで、目の前の窒素やら酸素やらを原子じゃなくて分子だと思って、解釈するわけです。もともと化学なんてちっちゃくて見えないものを扱う学問なので、それを何とか表現して理解しないといけない。そこでやむなく化学専門の言葉とか化学式が出てくるわけです。

写真や絵で表現できないものを説明するとき、言葉を最大限器用に使うか、そうでなければそれらを表現する道具を開発しないといけないんだなと思いました。化学と音楽で考えたことが共有することもあるんだなと、なんとなく新鮮な気分です。


さて、明後日からNYに行ってきます。ホワイトクリスマス&年越し@NYです。旅行の経過は妻のページに詳細に書かれることでしょう。最近研究室の同僚が、妻のfacebookをチェックしては「あなたのことは何でも知ってるわ」と迫ってきます。個人情報も何もないねぇ。おもしろいからいいけど。
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# by dirniw | 2009-12-22 07:34 | 全般

最近のボストン

にわです。
最近のマイブームは「kikulogと似非科学」です。

ブログに批判的なことばっかり書いてて、見直すとうんざりな感じです。なんでかな、研究上手くいってないからネガティブになるのかな?今日はあんまり考えず近況を書いてみます。

ボストンは土曜に雪が降りました。
気温がどんどん下がってて、ホントしんどいです。ちょっと前まで最低気温が摂氏一桁をキープしてたんだけど、今週はダメです。軒並み氷点下。明日は雪だったり、金曜は最低気温ー7度だそうで、天気予報見るたびに萎えます。京大の時は寒い中原付に乗って国道1号線を疾走してたけど、あのときより寒いです。まだ12月ってのがまたきつい。誰かなんとかしてください。
今はコート着てマフラーして革手袋して、昔札幌で買ったブーツはいてます。でももう少ししたら、コートはダウンジャケットに、ブーツは長めの防寒対策的ないいやつに、あとユニクロのヒートテックの導入が必要になります。一冬越すのにお金かかるな・・・。ちなみにヒートテック、京都でも愛用してたけど、何を血迷ったか東京に置いてきちゃって、NYのユニクロで買いました。
奥さんはどういう訳か雪が降るのを楽しんでます。僕は全く萎えます。そろそろボストンから帰りたくなってきたかな・・・(笑)

そういえば、サンクスギビングも終わって街はクリスマスモードです。ボストンの中心にあるボストンコモンには大きなクリスマスツリーが飾ってあり、レストランやショップも必ずデコレーションがあります。ちなみに、大学では、学内の寮に飾りがあったりします。ハロウィーンの時には、学内にそういう空気はありませんでした。少しも。けどクリスマスはさすがに違うね。
研究室の中もクリスマスソングかけてて、何か休暇に突入しそうな勢いです。明日今年最後の研究室内セミナーがあって、あとはクリスマスパーティーがあるくらいです。学生も20日前後に実家に帰るみたいです。日本と違って年明けは2日から働き出すと言われていますが、2010年は2日が土曜、3日が日曜なので、遠慮なく4日から活動開始。年末年始はゆっくりさせてもらいますよ、NYで。

そんな感じです。もう少し仕事頑張って、それから充実した休みに突入します。


ところで、ipod touch欲しいなって企んでるんですけど、誰か使ってて使い心地とか、日本でのwifiの普及している感じとか、感想あったら教えてくれませんか?僕の場合画像や動画を持ち歩く方ではない(ネットしたいだけ)ので、容量は一番小さいヤツでいいかなぁと思っています。
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# by dirniw | 2009-12-09 11:04 | in Boston

ラスベガスに行くけれども

こんにちは、にわです。
ゴールデンウィークならぬサンクスギビングのため、明日から木、金、土、日と休んでラスベガスへ行きます!ラスベガスといえばカジノですよね〜。自分は大した勘もテクニックもないので、少ない金を全部ジャックポット(当たれば10億以上)に放り込んでやろうかと画策してます。ビギナーズラックをこのスケールで狙ってきます。

最近研究が停滞気味なのもあって(?)、日本の仕分け関連のニュースに気を取られっぱなしです。これ全部twitterのせいなんだろうなぁ。情報がバンバン流れてくるから気になって気になって。気になりすぎて意見流したら反応してくれる方がいて、嬉しいんだけど時間取られてます。確実に。完全にはまってしまいました。けどこんなの日本の研究室じゃ「あいつサボってるぞ」って後ろ指指されるかも知れないし、できません。アメリカにいる間はボチボチ楽しませてもらいます。

いろんな意見、ニュースが入ってきて、あの仕分けは何だったのかと悩まされます。
事の発端は仕分けによる科学系予算の削減からでした。それで皆様の意見っていうのが

 ・(仕分け人)社会、国民への説明責任がないから削減は当然
 ・(研究者)基礎科学への投資は日本に不可欠だ、削減は有り得ない
 ・(若手?研究者)研究者にも反省すべき点はたくさんある、状況を変えるいい機会だ
 ・(学会等の声明)偉い方々、多くの方々が声を上げるが、反省の声はあまりなく「削減反対」しか言わない
 ・(政府)仕分けで削減されたけど、政府の方針は元々「科学技術重視」だ

ぼんやりとこんな感じですか?
自分は若手研究者に属していると思うけど、どの意見もまぁ受け入れられます。大学の事務の人事とか終わってるなぁと思ったことが学生なりにあったので、大学の効率化はまだまだいけるんだろうと思いますし。こんな例は他にも思いつきますが、これはみな前の教授の雑談の頻出の話題でした。そういう先生のグチは面白かったなぁ。

気になるのは、大学を司っている偉い教授、理事と、若手の研究者の意見がどれくらい交換されているのかどうか。twitterやwikiなど、ネットで見る意見は偉く建設的だけど、既に中枢にいる人にとってどのくらい現実的なのか聞いてみたい。やる気があればできるのか、文科省の協力次第で可能になるのか、など。あんまりネットに興味ある大御所は少ないだろうからなぁ。でもほっておくと「若手の声明」っていうのが挙げられるだけで、大学運営に全く影響しないかも。もし大学の運営に変化を起こそうとするなら、ちゃんと現場からの意見(実際動く学生や若手のスタッフ)も吸い上げてほしいなぁと思います。今大学に所属してないようなもんだから、ちょっと他人事っぽくなっちゃうけど。

あと、「仕分け」はどのくらいパフォーマンスでどの程度本気なのか、よくわからない。仕分けの議題に上がってからは本気の仕事だと思うし、仕分け人もある意味代表としてがんばったと思います。けど、仕分けの議題に上がったのは事業全体の15%だそうで、しかも「臨時雇用などの多い切りやすい事業が多い」とも言われているそうな。確かに文科省の最近の大学の事業は、人を雇っても「ポスドク」「特任教授」とか、期限付き。何とか特別法人みたいなところで公務員扱いされている人よりは切りやすいと思います。その辺がパフォーマンスっぽいっていうか、本気じゃないんだよね。この辺り、政府と仕分け人の正直な意見を聞きたいところだけどなぁ。

Harvardにきて、研究に向かう姿勢とか意外に日本と同じだなぁって思った点も多いんだけど、効率化においては日本は惨敗だと思うのね。これも例はいっぱい思いつくんだけど。仕分けの話を見ながら、日本にどんだけ導入できるものかと考えています。日本には日本なりのやり方があるのかもしれないけど、グローバル化の世の中だっていうんだし、大学が一番グローバル化しやすいと思います。ガラッとやり方を変えてみたらいいと思うなぁ。


こんなしんどいこと考えてると疲れます。ラスベガス行ったらレジャーに集中する!
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# by dirniw | 2009-11-26 09:09 | うーん


もうどこに行くか全くわからない。相変わらずマイペースな日常を綴っていきたい・・・なぁ


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